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分子研研究会「有機ディラック電子系におけるトポロジカル現象と新奇物性開拓」

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8月8日〜10日に分子研で開催された研究会「有機ディラック電子系におけるトポロジカル現象と新奇物性開拓」に参加してきました.久々の有機ディラックの研究会で,たいへん盛況でした.新進気鋭の方々とも議論ができ,とても有意義でした.最近見出したディラック電子状態について発表しましたが,やはり新しい電子状態のようです.面白い位置付けができるかも.(2019/08/10)

2次元強相関電子系における短距離反強磁性相関と磁気ポーラロンについて,モデルの提案と簡便な強結合理論の構築を行いました.( preprint, arXiv:1906.06031

最近のYBCO系の磁気トルク実験を,短距離反強磁性相関効果で説明する論文(J. Phys. Soc. Jpn. 87, 063707 (2018))が出版されました.理論と実験は良い一致を示しています.また,擬ギャップ温度は反強磁性相関長と格子定数(の2倍)が一致する温度になります.短距離の反強磁性相関が,銅酸化物高温超伝導体の物理において重要な役割を演じるのは必然だと思いますが,短距離相関を理論的に扱うのは容易ではありません.また,実験的にも難しい面があります.この点が擬ギャップの本質の解明を難しくしている要因です.スピンのGreen関数の運動方程式を考えると,反強磁性の短距離相関効果を取り入れることが可能です.この手法を用いて,色々と調べていく予定です.(2018/05/16)

東邦大学の田嶋先生との共著論文がJPSJに出版されました.磁気抵抗の異方性から,有機ディラック電子系におけるディラックコーンが傾いていることを検証した論文です.(2018/03/27)

岩崎君のEuMnBi2に関する論文,”Magnetotransport in Layered Dirac Fermion System Coupled with Magnetic Moments” (arXiv:1802.01060) が Journal of Physical Society of Japan の Letter論文として受理されました.(2018/02/06)

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